このブログについて
このブログは、中学生の娘・ドンキーちゃんとママ(ときどきパパ)が、NHK大河ドラマを見ながら歴史を学ぶ、親子の勉強の記録です。
※受験やテスト向けの本格的な資料ではありません。学校の授業や教科書の内容を優先して、ご活用くださいね。

ドンキーちゃん、坂本龍馬って知ってる?

うーん…
名前は知っているけど、何をした人かはわからないなぁ。

じゃあ、NHK大河ドラマの龍馬伝を見てみようか。
きっと楽しく学べるよ。
さっそく、今回は第1〜3話。龍馬が土佐を出て、江戸へ向かうまでのお話だよ。
出てきた歴史用語を、教科書での扱いとあわせてまとめてみよう!
『龍馬伝』(2010年・NHK大河ドラマ)
第1話「上士と下士」
第2話「大器晩成?」
第3話「偽手形の旅」
NHK公式: NHKアーカイブス 大河ドラマ 龍馬伝(あらすじのページ)
はじめにお読みください
※各話のあらすじは、ドラマの内容です。ドラマには脚色があるため、史実とは限りません。史実かどうかなど、気になることは、ぜひご自身でも調べてみてください。また、この先の展開にふれている部分もあるので、ドラマを純粋に楽しみたい方は、ネタバレにご注意ください。
※記事中の「教科書」は、教育出版『中学社会 歴史 未来をひらく』のことです。【】の中は、この教科書での扱い(ページ数や太字)を表しています。
この3話で学べること
- 主人公の坂本龍馬は、土佐藩の武士
- 土佐は今の高知県。当時は「藩」が各地を治めていて、藩の中には身分の差があった
- 関所と通行手形。江戸時代の旅には決まりがあった
- 第1話の最後に、ペリーの黒船が少しだけ登場する
- 岩崎弥太郎は、のちの三菱の創業者
第1話「上士と下士」
ざっくりあらすじ: 土佐藩には、上士と下士という厳しい身分差がありました。幼い龍馬は上士を怒らせてしまい、殺されそうになりますが、母に救われます。争わずに自分を守ってくれた母の姿が、龍馬の心に残ります。成長した龍馬は、上士とけんかをした弥太郎に代わって、頭を下げます。
ここがポイント: 江戸時代の日本は、幕府と、全国各地の「藩」が治めていました。龍馬が生まれた土佐藩は、今の高知県にあたります。その土佐藩の武士は、上士と下士に分かれていて、龍馬は下士の家の生まれです。

※地図の海岸線や県の形は簡略化したもので、正確な地図ではありません
| 用語 | なるほどメモ📝 |
|---|---|
| 坂本龍馬(さかもと りょうま) | このドラマの主人公。土佐藩の武士。 1866年に薩長同盟の仲立ちをした【教科書p.161、164に登場】 |
| 土佐(とさ) | 今の高知県。龍馬の出身地 |
| 藩(はん) | 大名が治める領地と、その支配のしくみ【教科書p.115で太字】 |
| 土佐藩(とさはん) | 今の高知県にあった藩。龍馬が生まれた藩【教科書p.161、163、164、166に登場】 |
| 上士・下士(じょうし・かし) | 土佐藩の武士の身分の差。龍馬は下士の家 |
第1話の冒頭に注目
ドラマは、明治15年(1882年)、郵便汽船三菱の社長・岩崎弥太郎のあいさつから始まります。そのあと、新聞記者が弥太郎のもとへ、坂本龍馬についての取材にやって来ます。弥太郎は、龍馬のことを「一番嫌いな男」だったと語り、そこから龍馬の物語が始まります。
つまり弥太郎は、このドラマの語り手です。そして、弥太郎がつくった三菱は、かつての財閥のひとつです。教科書にも、時代が進むと「財閥」という言葉が出てきます。
第1話のラストに注目
第1話の最後のほうで、弥太郎が「龍馬を変えた最初の人間」の話を始めると、場面は思い出のパートに移り、黒船の中が映ります。船員が「ペリー提督」と呼びかけていて、乗っているのがペリーだと分かります。さらに、明治時代の弥太郎が、龍馬がのちに海援隊をつくり、日本が生まれ変わる礎を築くことを語ります。
ちょこっと予習しておきたいこと
- ペリー来航(1853年。第3話と同じ年)・日米和親条約・尊王攘夷運動(そんのうじょうい): どれも教科書で太字です。ペリー来航のあと、日本は大きく動いていきます。
- 海援隊(かいえんたい): 龍馬がのちにつくる組織。【教科書p.161に登場】
- 財閥(ざいばつ。教科書p.211で太字): 第1話の冒頭に出てくる弥太郎の三菱が、その例です。教科書では、時代が進んだところで出てきます。

岩崎弥太郎がナビゲーター役というのが面白いよね。
三菱の創業者が龍馬と関係していたとは驚き。
こういう雑学が学べるのも、大河ドラマの魅力だね。

大昔の話なのに、今もなじみのある三菱の原点が出てくるなんて、過去と今はつながっているんだねぇ。
第2話「大器晩成?」
ざっくりあらすじ: 江戸へ行きたいと願った龍馬は、父に許されず、かわりに堤防工事の責任者を任されます。けんかばかりの農民たちをまとめて、なんとか期限までに堤防を完成させ、父から江戸行きを許されます。
ひとこと: ドラマでは「堤防」ではなく「堤」と呼ばれていました。
| 用語 | なるほどメモ📝 |
|---|---|
| 堤(つつみ) | 川の水があふれないよう、土や石を盛って築いたもの。堤防とほぼ同じ意味(一般常識) |
| 大器晩成(たいきばんせい) | 大人物は、時間をかけて立派になるということ。この回のタイトルにもなっている言葉。歴史用語ではなく、ことわざ |

「堤」って言葉は聞いたことがなかったけど、話の流れで、川があふれるのを防ぐものなんだなって分かったよ。今でいう堤防のことなんだね。
第3話「偽手形の旅」
ざっくりあらすじ: 龍馬は江戸での剣術修行を許され、土佐を出発します。お金がなくて家出した弥太郎は、偽の通行手形をつくって追いつき、龍馬たちに同行します。関所で手形を疑われた弥太郎は、龍馬たちを守るため「赤の他人だ」と言い放ちます。

ここがポイント: この旅は1853年(嘉永6年)のことです。江戸時代には、街道の要所に関所が置かれ、人や荷物が調べられました。通るには、通行手形が必要でした。弥太郎は、その手形を偽物でごまかそうとしました。

※ドラマの小道具をもとにした簡略図で、実物の再現ではありません
| 用語 | なるほどメモ📝 |
|---|---|
| 関所(せきしょ) | 街道の要所に置かれ、人や荷物を調べた所【教科書p.82、109、114、170に登場】 |
| 通行手形(つうこうてがた) | 関所を通るための証明書 |
| 脱藩(だっぱん) | 藩の許可を得ずに藩を出ること。当時は重い罪【教科書p.164に登場】 |
脱藩についての注釈: 龍馬といえば「脱藩」を思い浮かべる人も多いかもしれません。でも、この3話で江戸へ向かう龍馬は、藩の許可を得ているので、脱藩ではありません。龍馬が脱藩するのは、約9年後の1862年です。
確認クイズ
- 龍馬の出身地・土佐藩は、今の何県にあたる?
- 江戸時代に、大名が治めた領地とそのしくみを何という?
- 1853年に黒船をひきいて来航した、アメリカの提督はだれ?
- 関所を通るために、旅人が持つ必要があった証明書は?
- 岩崎弥太郎が、のちにつくる会社(財閥)は?
答え
- 高知県
- 藩
- ペリー
- 通行手形
- 三菱
今回のふりかえり

ドンキーちゃん、
龍馬が土佐を出て、江戸へ向かうまでの3話、どうだった?

第1話の小さい頃の龍馬が可愛かった~。
ドラマで見ると、「藩」とか「関所」とか、教科書の言葉がイメージしやすいね。
これから龍馬たちがどうなっていくのか楽しみ♪

そうだね。
次の回も、出てきた用語を教科書とあわせて整理していこう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。