引っ越し、プレゼントのラッピング、整理整頓など、私たちは日常生活の様々な場面で「箱」を利用しています。
大きなもの、小さなもの、厚いもの、薄いもの、長いもの、短いもの・・・
箱に入れたいものの形はいろいろです。
今回は、あと少しだけ長さが足りない!そんな時に役立つ箱の変形方法をご紹介します。
中身の長さを測る
↑こちらの箱だと用意した水筒を梱包するには、少しだけ箱の長さが足りません。
箱の幅には余裕があるのに、長さが足りない。
そのようなときには、少し手を加えることで梱包できる方法があります。
まずは箱を分解して元の平たい状態にします。
中に入れたい物の長さを測りましょう。
表と裏の2か所に測った長さのところで↓このように縦に線を引いておきます。
箱を組み立てる際は、その線に沿って山折りするのですが、このままですと非常に折り曲げにくいため、カッターなどで線の上を軽くなぞり、折りやすくしておきましょう。
あくまで軽く癖づける程度にし、線で完全に切り離してしまうことがないように注意してください。
組み立て
平置きにしていた箱の内側を開きます。
この時、あらかじめ癖づけておいた線のところを山折りにしてください。
この部分が変形後の箱の新しい角(縁)となります。
↓ 元の山折り部分(新しい角に近い方の2辺)は曲げずに内側を開きます。
続いてフタと底を作るために、先ほど線を引いて折り曲げた部分の上下2か所に切れ込みを入れます。(対角も含めて合計4か所)
元の箱についている折り目まで切り込みを入れてください。
切り込みを入れたら、元の箱の折り目に沿って内側へ折り込み、底を作ります。
↓
↓
ガムテープ等でとめます。
気になるようであれば隙間部分もガムテープでふさぎます。
完成
完成した箱へ、梱包したかった水筒を入れることができました。
必要に応じて緩衝材などを入れ、底の時と同様の手順でフタをします。
変形させるときに折り曲げた部分は、手を切る恐れがあるためガムテープなどで保護しておきましょう。
完成した箱と元の箱を比較してみました。
横幅が狭くなったかわりに縦が長くなりました。
隙間をふさぐためにガムテープを貼っているので、見た目が少々不格好にはなりますが、長いものを梱包する際にはとても役立ちます。
プレゼント等の用途で使用する場合には、ガムテープのかわりに可愛いマスキングテープなどで仕上げると良いかもしれませんね。
長い物の梱包以外にも、箱を変形することで無駄なスペースを減らし、その分多くの物を梱包することもできるようになります。
引っ越しや商品の納品、収納などに活用してみてください。